治療法について

公開日 / 2025年1月6日

最終更新日 / 2025年1月6日

Treatment Methods

病気の治し方は「自分で決める」
身体の状態と将来の妊娠・出産プランを考えた治療法をご提案します。患者さまのライフスタイルを優先させた治療法を一緒に考え決定のお手伝いをします。

不妊治療

不妊にはさまざまな原因が考えられるため、スクリーニング検査で原因を調べた上でタイミング指導や人工授精を行っています。原因によっては、早めの体外受精を必要とする場合もあります。体外受精をご希望の方は、佐藤病院グループの高崎ARTクリニックをご予約ください。

高崎ARTクリニックは、平成19年に当院の生殖医療部門を独立させ開院した不妊治療専門施設です。心と身体にやさしい生殖医療を提供します。

医療法人舘出張佐藤会 高崎ARTクリニック
〒370-0831 群馬県高崎市あら町136番地1

027-310-7701

◯予約:高崎ARTクリニックのHPをご覧ください。

内視鏡手術

腹腔鏡下手術や子宮鏡下手術などの内視鏡手術を行っています。腹腔鏡下手術は、お腹に5〜10mm程度の小さな穴を3〜4ヶ所開け、そこに細いカメラと鉗子を入れて行う手術です。カメラの映像はテレビモニターに映し、モニターを見ながら手術を行います。

技術を要する手術であることから、一定の技術を習得した医師には、日本内視鏡外科学会日本産科婦人科内視鏡学会が技術認定を行っています。認定には、手術数、学会発表、論文発表などの学術的な活動の評価に加え、実際の手術をビデオで撮影したものが審査される、ハードルの高い認定制度となっています。

認定証

婦人科良性手術の多くがこの内視鏡下手術で行われています。対象となる疾患は、卵巣嚢腫や子宮内膜症、子宮外妊娠などです。子宮筋腫も大きさや手術方法によっては、この内視鏡で可能となる場合もあります。

腹腔鏡下手術のメリットは、おなかの傷が小さいので「術後痛くない」ことが一番にあげられます。次に「傷が小さく目立たない」ので女性にとっては好ましい手術といえます。さらに回復が早いため「入院期間が短く、早期の社会復帰が可能」であることがあげられます。
デメリットは従来の開腹手術より難易度が高く、技量に見合った手術の適応選択が必要になることです。大きすぎる腫瘍や、癒着のひどい場合などは、あらかじめ開腹手術にするか、術中に開腹手術に変更になることを十分お知らせしておくことが必要です。また現在のところ、悪性が疑われる場合は、開腹手術となることがほとんどです。

腹腔鏡下手術のメリット

腹腔鏡下手術のデメリット

手術中の予測できない出血や癒着によって、開腹手術への移行や輸血が行われる可能性があります。
腸管損傷、血管損傷、尿管損傷などの合併症が発生する可能性がありますが、最善の処置を行います。
摘出したものが悪性だった場合、再手術が必要になることもあります。

適応症例

手術日の決定と術前検査

手術日程の決定後、手術の2週間前までの間に術前検査(血液検査、レントゲン検査、心電図など)を受けていただきます。また術前検査の日に、相談コーナーにて入院予約をしていただきます。原則として前日入院となります。入院後、術前検査確認、再度診察をさせていただいたうえ、手術施行となります。