便通の困難
便秘は、排便時の便意が起きにくくなっている状態です。腸に長い間便が留まっている状態は、腸内環境を悪化させ、心身に影響を与えます。原因には『食事(繊維質の不足)』『運動不足』『水分摂取不足』など生活パターンに理由がある場合と、『交感神経と副交感神経のバランスが崩れている』場合とが考えられます。
まれにですが『子宮筋腫』『卵巣のう腫』などの病気が、便秘を引き起こすことがあります。たかが便秘と軽んじず、婦人科で定期的にチェックすることが大切です。
生活パターンによる便秘は、野菜や海草など食物繊維の多い食材を使用したメニューと十分な水分を摂り、適度な運動を行うことで改善します。自律神経の乱れである『自律神経障害』には、お薬を用いたり、機能不全に合わせた各種治療を施します。
ほか、妊娠後期の妊婦さんでは子宮が直腸を圧迫し、便秘になるケースもあります。この場合は妊娠中にも飲める便秘薬を処方して便通を促します。
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