教えて先生!お悩み相談室


膀胱炎

排尿の不調

膀胱炎のほとんどは、『膀胱に細菌が感染すること』で起こります。女性は尿道が短く、お小水の出口(尿道口)が膣に近いこともあり、外の細菌が膀胱の中に入りやすくなっています。細菌が膀胱に入っても排尿すれば洗い流すことになりますが、トイレに行きたくても我慢していると膀胱内で細菌が増え、膀胱炎をおこしやすくなります。このほか体力が落ちることでも、感染をおこしやすくなります。

こんな病気が潜んでいるかも

『子宮筋腫』や『卵巣のう腫』にかかっている場合、膀胱が圧迫されてトイレが近くなることもあります。妊娠中のかたも、子宮の大きさによって膀胱が圧迫され、排尿の働きが鈍るために膀胱炎をおこす場合があります。

治療/診療方法

『子宮筋腫』や『卵巣のう腫』がないか、内診や経膣超音波検査で確認します。また、尿を顕微鏡で調べて、細菌感染の調査も行います。細菌によるものであれば抗生物質による治療が必要ですが、水分を多めに摂り、トイレを我慢しないようにすることも大切です。


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