子宮頸がん検診

公開日 / 2025年1月6日

最終更新日 / 2025年1月6日

Cervical Cancer Screening

子宮頸がんはワクチンの接種と定期検診で、予防できるがんです。

子宮頸がんとは?

子宮の入り口(子宮頸部)にできるがんです。日本では1年間に約11,000人が罹患し、約2,900人が亡くなっているといわれています。近年では、20〜30代で急増しており、若い女性の妊娠や出産の可能性も脅かしています。残念ながら2000年以降、患者数も死亡率も増加しています(出典:日本産科婦人科学会「子宮頸がん」より)。

子宮頸がんは、主にヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することが原因です。HPVは皮膚や粘膜に存在するごくありふれたウイルスです。ウイルスの種類は数百種あり、子宮頸がんの原因となるのは、そのうちの15種類ほどです。HPVは主に、性交渉によって感染します。性交渉経験のある女性の約80%以上が一生に一度は感染するといわれています。ほとんどの場合は自然に排除されます。しかし、約10%の人が感染を長期間持続させ、数年をかけて子宮頸がんに進行します。さらに、HPVには繰り返し感染する可能性があり、予防や定期的な検診が大切です。

子宮の構造と子宮頸がん

症状

がんになる前(前がん状態)や初期 ほとんどの場合、無症状
進行した子宮頸がん
  • ・性交時出血
  • ・おりものの異常(茶褐色、黒褐色のおりものが増える等)
  • ・不正出血(月経時以外の出血)
  • ・下腹部や腰の痛み など

HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐものです。ワクチンの種類や年齢によって、2〜3回の接種が必要です。また、小学校6年生〜高校1年生相当の女性は公費で、接種することができます。接種スケジュールなどの詳細は、医師にご相談ください。
※4価ワクチンをご希望の方は、お電話にてお問い合わせください。

対象 小学校6年生〜高校1年生相当の女性
または自費で接種を希望される女性
費用 公費: 自己負担 無料
自費: 約100,000円(税込/3回接種合計)
持ち物 公費の場合、自治体の受診券等をお持ちください。
予約 下記から「各種ワクチン」の中の「HPVワクチン」を選択し、日付を選んでください。
ご予約は
こちら

細胞診は診察台に上がり、専用の綿棒で子宮の入口の細胞を採取します。1〜2分程度で終了する検査です。高崎市の子宮頸がん検診も受け付けています。

対象 20歳以上の女性
費用 公費: 自己負担 800円(高崎市の場合)
自費: 6,000円(税込)
持ち物 公費の場合、自治体の受診券等をお持ちください。
予約 公費の場合は下記から「高崎市健康健診」の中の「高崎市健康健診(乳がん検診あり/なし)」を選択し、日付を選んでください。
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自費の場合は下記から「婦人科」の中の「婦人科初診」を選択し、日付を選んでください。
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