乳がん検査（マンモグラフィ検査）

乳がんを予防するために、40歳以上の女性は2年に一度のマンモグラフィ検査をおすすめしています。当院では、女性技師による検査をお受けいただけます。

乳がんの現状

日本では、1年間におよそ約92,000人の女性が乳がんと診断されています。乳がんは、40〜50代の女性に多くみられます。この年代の発生率は増加傾向にあります。乳がんで亡くなる女性は1年間に約16,000人で、40歳から50歳代の女性におけるがん死亡者の25％を占めています。一方で、2010年以降、乳がん治療後の10年生存率は95%を超えており、早期の発見が大切であることがわかっています。

（出典：国立研究開発法人国立がん研究センター「乳がん 患者数（がん統計）」より）

年齢階級別乳がん罹患率推移

※年齢階級別乳がん罹患率（人口10万対）

資料：国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」（厚生労働人口動態統計）、人口動態統計（厚生労働省大臣官房統計情報部）、全国がん死亡データ（1958年～2019年）

マンモグラフィ検査

マンモグラフィ検査は、アクリルの圧迫板で乳房を片方ずつ挟み、平たくして撮影します。撮影時間は数十秒です。この検査では、エコー検査では発見できない、非常に小さな”乳がんによる石灰化”を発見することができます。マンモグラフィで発見される乳がんの70％以上は早期がんで、乳房温存手術が可能です。

トモシンセシス・マンモグラフィ（3D）では、１ミリ単位のスライス断層撮影をし、乳腺内に隠れて見えなかった病変を3次元の画像で早期発見することができます。

生理前はホルモンの影響で乳房が張り、痛みを感じやすくなることがあります。受診は、生理開始2〜3日目以降がおすすめです。痛みが不安な方には、撮影前に痛みを緩和する漢方薬の準備もあります(100円税別)ので、受付にお問い合わせください。

マンモグラフィ検診 施設・画像認定証