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産科医療補償制度

制度について

お産の現場では、赤ちゃんが健康で、元気に生まれてくるために、医師や助産師などがたいへんな努力をしていますが、それでも予期せぬできごとが起こってしまうことがあります。産科医療補償制度は、お産をしたときになんらかの理由で重度脳性麻痺となった赤ちゃんとそのご家族のことを考えた補償制度です。

目的

a.. 分娩に関連して発症した重度脳性麻痺児とその家族の経済的負担を速やかに補償します。
b.. 脳性麻痺発症の原因分析を行い、同じような事例の再発防止に資する情報を提供します。
c.. これらにより、紛争の防止・早期解決および産科医療の質の向上を図ります。

基本的な考え方

a.. 妊産婦の皆さまが安心して産科医療を受けられるように、病院、診療所や助産所といった分娩を取り扱う機関が加入する制度です。
b.. 分娩機関に過失がなくても補償金が支払われる、画期的な制度です。
c.. 重度脳性麻痺の発症原因を分析し、再発防止に資する情報を提供します。
d.. 公正で中立的な第三者機関として日本医療機能評価機構が運営にあたります。

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