佐藤病院で産んでよかった。患者様の笑顔が私達の喜びです。
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分娩

当院ではできるだけ自然なお産を追求しています。自然なお産とは、ひとことでいうと産婦さん自身が「いいお産ができた」と心から満足できるお産のことです。
「いいお産だった」と感じることができると、その後に続く育児に、とても前向きに取り組むことができます。お産の主役はあくまでも産婦さん自身ですから、自分で自分の赤ちゃんを生むのだという積極的な意識で、お産に臨むことが大切です。
当院では、最新医学をとり入れて、十分な監視のもとに、母児ともに安全で満足いただけるお産のお手伝いをさせていただきます。

 

ソフロロジー式分娩法

DSC_1204フランスで生まれたお産の方法で、産婦さんに優しく楽な分娩法として、現在もっとも期待されている分娩方法といえます。当院は、熊本県の医学博士 松永昭先生(松永産婦人科医院院長)が創立した日本ソフロロジー法研究会会員で、ここのテキストをもとにソフロロジー式分娩法の指導を行っています。
ソフロロジー式分娩法の基本は、お産を産婦さんと赤ちゃんの共同作業と考えることです。陣痛は「赤ちゃんに会うためのたいせつなエネルギー」と受け入れることがもっとも大切です。また、「半覚醒状態(ソフロリミナルな意識段階)」で陣痛を受け入れる分娩法です。この点が、意識がはっきりした「覚醒状態」で陣痛をのがすのが基本の「ラマーズ法出産」とは大きく違っています。

さらに、ソフロロジー式分娩法で大切なのがイメージトレーニングです。お母さんと赤ちゃんが一体になった幸せなお産をイメージしながら、呼吸法や筋肉のリラクゼーションを練習します。妊娠中にぜひ「ソフロロジー式呼吸法」のクラスを受講するようにしましょう。

 

帝王切開

経腟分娩不可能な場合や、経腟分娩では危険性が高いと判断された場合に、おなかを切って赤ちゃんを取り出す方法です。
胎児の大きさや母体の健康状態などから診断し、陣痛が起きる前に計画的に行う「予定帝王切開」と、お産の途中でトラブルが発生し、母子が危険と判断されたときに行う「緊急帝王切開」があります。

 

医療連携(母体搬送・新生児搬送)

当院では、ハイリスク症例の分娩管理や新生児の重篤な症例について、群馬県立小児医療センターや群馬大学医学部附属病院などと連携し、緊急時には速やかに搬送することができます。

 

カンガルーケア

カンガルーケアとは、出産後すぐに、裸の赤ちゃんをお母さんの素肌の胸の上に抱っこすること。その様子がカンガルーの親子のようだということで、カンガルーケアと名付けられました。
赤ちゃんは、お母さんの温もりと、胎内で聞いていたのと同じ血液の流れる音(心音)で、とても安心します。呼吸が落ち着いていると、血糖値もさがらず、またお母さんの肌に直接触れているので、低体温にもなりません。初乳を求めて、乳首までお母さんのおなかをキックして這い上がることで、子宮収縮も促します。お母さんも肌と肌のふれあいで母性が育まれていきます。出産後はぜひお試しください。

カンガルーケアは、十分な安全管理のもと行われます。


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