骨の成長に関わるエストロゲンという女性ホルモンの分泌が低下すると、骨量が減少する「骨粗鬆症」となることがあります。骨量が減少すると疲労骨折のリスクが高まります。10代の女性アスリートは疲労骨折の発症率が高く、特に無月経であるアスリートの発症率がより高いことが分かっています。これは、骨密度の年間増加率がもっとも高い11~14歳頃に、骨形成に必要なカルシウムの摂取や、順調な月経にともなう正常なエストロゲンの分泌などが妨げられるためです。正常な月経を維持することは10代の女性アスリートが骨量と骨密度を得るために必要なものです。
当院はアスリート外来を設けています。
選手、そして引退後も安心して暮らせる体を手に入れるためにも、専門家の手助けを受けることは悪いことではありません。部活動による激しいトレーニングで体が心配な時なども、医療機関を活用して気軽に相談してみましょう。
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