公開日 / 2025年1月6日
最終更新日 / 2025年1月6日
The Condition of a Newborn Baby
生まれたての赤ちゃんの身体に起こるさまざまな現象や、生きていくための機能(赤ちゃんの生理)をまとめました。初めて子育てするお母さんはもちろん、既に子育てを経験したことがあるお母さんもぜひ参考にして下さい。
頭 | 生まれたての赤ちゃんの頭には大泉門、小泉門という頭蓋骨のない、くぼんだような部分がありますが、成長とともに閉鎖します。 |
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目 | 生まれたての赤ちゃんの目はぼんやりと見えている程度です。認識できる色は、黒・白・グレーのみで、周囲の明るさがわかる程度です。話しかけたり、あやしたりするときは、30cm程度の距離で行いましょう。 |
耳 | よく聴こえています。たくさん赤ちゃんに声をかけましょう。 |
鼻 | 小鼻に黄色の小斑点が見られますが、これは成熟徴候で問題ありません。 |
皮膚 | 赤ちゃんの皮膚がぽろぽろと剥がれ落ちることがあります。「新生児落屑(しんせいじらくせつ)」と呼ばれる生理現象です。1〜2週間程度できれいになります。 |
おしり | 生後1週間から1ヶ月頃まで、お尻や背中、手足に蒙古斑(もうこはん)と呼ばれる、深青色のあざが見られることがあります。成長とともに自然に消えます。 |
おへそ | 生後5〜6日程度で、へその緒が取れます。取れた部分の出血が続いたり、じくじくしている場合は医師に相談して下さい。 |
胃 | 生まれたての赤ちゃんの胃は、筒のようにまっすぐな形をしています。母乳やミルクの吐き戻しを予防するために、授乳後は背中をトントンと叩いて空気を出し、げっぷをさせてあげましょう。 |
尿 | 生後2〜3日の間、おむつにレンガ色やピンク色の沈着物がつくことがあります。これは血尿ではなく、尿酸が大量に排出されるためで、心配する必要はありません。 |
便 | 生後4日くらいまでは胎便と呼ばれる黒っぽい便が出ます。おっぱいを飲み始めると、黄色便にかわってきます。母乳を飲んでいる赤ちゃんは軟便で、回数が多くなります。黄色便が参加すると緑色になることもありますが、心配ありません。ただし、黒・白・血便などの異常を見つけたときは、おむつを捨てずに、医師、または看護師に見せてください。 |
体重 | 赤ちゃんの体重は一度減ってから増えていく場合が多くあります。
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黄疸 | 黄疸とは、皮膚や目の白い部分が黄色くなる症状のことで、7〜8割の赤ちゃんに見られます。
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女性ホルモンの影響 | 赤ちゃんは胎内でお母さんの女性ホルモンの影響を強く受けています。そのため、男女の別なく、乳房が膨らみ乳汁が出ることがあります。また、女児では、白いおりものや、生理のような出血を見ることもあります。いずれも赤ちゃん自身のホルモン環境が安定すると症状が治ります。 |